1月に日露戦争で勝利した軍人の桂太郎内閣が総辞職、かわって元老内閣の第1次西園寺内閣が組閣した。アジアの小国の日本が大国ロシアを負かしたことは、世界に衝撃を与え、「やればできる」という民族独立運動が世界中で活発化、日本人には自信がみなぎり、戦後は結婚ラッシュに続いてベビーブームとなり、戦勝気分と合わさった事業熱も勃興して、企業の創業ラッシュとなった。4月に「鉄道国有法」が公布されて、国内の主要鉄道幹線が国有化されたのに続き、11月に半官半民の国策会社「南満洲鉄道」(満鉄)が設立され、株式の公募引受けに1万倍を超す申し込みが殺到し、証券市場にバブル景気が訪れたが、翌明治40年1月に証券市場で株価が大暴落し、反動恐慌で、経済界は大混乱に陥った。

 

【参考年表】

・1月 桂内閣総辞職、西園寺内閣が組閣

    第2次日韓協約調印

・2月 中国東北部(満洲)に関する日清条約調印

    ソウル(京城)に韓国統監府が設置

・3月 東京市電が値上げで暴動

・4月 「鉄道国有法」が公布

・6月  ロシアより南樺太(今のサハリン州)を授受

・7月  日米海底ケーブル開通 

・8月  関東都督府官制が公布

・11月 国策会社の「南満洲鉄道(満鉄)」が設立される

 
 

第12代首相・第1次西園寺公望内閣​

http://www.kantei.go.jp/jp/rekidai/kakuryo/12.html